SKE48チームS 3rd Stage「制服の芽」

入場整理番号20番台。座ろうと思っていた場所らへんがカメラだったり関係者席だったりで占められていたので、2列下手2の場所で。

01.恋を語る詩人になれなくて
02.合格kiss
03.アンテナ
04.制服の芽
〜MC〜
05.思い出以上(松井珠・平松・山下)
06.狼とプライド(矢神・森)
07.女の子の第六感(大矢・桑原・新海・高田・若林)
08.枯れ葉のステーション(松井玲)
09.万華鏡(小野・出口・中西・平田・松下)
〜MC(M09メンバー5人)〜
10.ジェラシーのアリバイ
11.ダウト
12.仲間の歌
〜MC(桑原・小野・中西・新海・平田・松下・大矢・出口)〜
〜MC(松井珠・若林・平松・高田・山下・松井玲・矢神・森)〜
13.水のないプール
〜アンコール〜
14.楽園の階段
15.ピノキオ軍
〜MC〜
16.手紙のこと
EX.RIVER(SKE48 ver.)
(誤植とかたぶんあるんでしょうけど確認のしようがありません)

電撃的に迎えた2nd『手をつなぎながら』公演千秋楽からわずかに9日。次のステップとしての3rd
stageは、ちょっと足を踏み出した感じの1歩なんかじゃ全然なくて、足の届く限界ぎりぎりまで大きく踏み出させた1歩でした。
さて、何を書いていけばいいのか、というのは悩むところで、1曲1曲を触れていこうにも、そこまで記憶力がよくない。ということで例によって適当に。歌詞の意味とかも、そこまで把握しきれません。


影ナレは矢神さん。「3rdきたぞー、にゃは〜ん、矢神久美でしたー」
秋元康先生の登場に拍手が起こってみたり、チームS卒業生さんの来場があってどよめいたり。そうこうしているうちに緊張と期待と、いろんな感情の渦巻く中でoverture、そして開演。


1曲目から僕の好みに突き刺さる軽快なナンバー。厚手のコートを身にまといながらも間奏での山下→桑原のダンスパフォーマンスをはじめ、かなり激しめな振り付け
2曲目は軽快で穏やかなナンバー。サビでの呼応する美しいハーモニー*1が素晴らしい。コートは脱いでブレザータイプの制服姿に。そして全員が黒いメガネ(レンズなし)を装着。曲の終わりにメガネをブレザーのポケットにしまいますが、高田さんがものすごく手間取っていました。
3曲目も爽やかに。松下vs他のメンバー全員の構図だったり、あっち向いてほいがあったり(珠理奈さんは矢神さんと)。「ラララ」で歌う後半では松井珠・松井玲で指揮者役をしていたり。
4曲目は3rd公演のタイトルにもなっている1曲。ブレザーを脱いで装いも軽やかに。歌い出しな「冬の朝の通学路」ってパートが珠理奈さんのソロ。とびきりに元気で明るい声が、この曲の朗らかさを決定づけてくれます。サビの「制服が芽を出すよ 重いコートの下に」という歌詞。M01の衣装とここで繋がってくるのか、と勝手に意識して勝手に感動。間奏では大矢→新海→森と「芽」を全身で表現していたり。


自己紹介ではキャッチフレーズを変えてきたメンバーが何人か。珠理奈さんはと言えば、キャッチフレーズこそそのままながら、微妙に変化。「中学生になりました。12歳の松井珠理奈です。」→「中学校1年生、12歳の松井珠理奈です。」MCでは、お母さんが作ってくれたティラミス、甘いクリームとほろ苦いコーヒーのスポンジを味わえることに触れて、「SKEのいろんな一面を見ていただけたらいいなと思います。」


ユニット曲では珠理奈さんは1曲目のセンターとして。基本的に黒の衣装に赤と紫が入るダークな衣装。曲としてはK5th「エンドロール」を彷彿とさせる感じ。珠理奈さん的にどれくらい歌詞の意味がわかってるんだろうとか思いながらも、さすがの力強いパフォーマンスでした。


M09メンバーのMCでは、その「万華鏡」のメンバーが全員20歳以上(※17歳と51ヵ月を含む)な件とか、その衣装についてとか。


10曲目。いかにも秋元先生っぽい曲のタイトルだなぁと思ったのは僕だけでしょうか。2ndの「Innocence」を踏襲するシリアス系な曲ながら、高音のピアノ(?)が刺さってくる、かなりアップテンポな1曲。衣装は蛍光色、オレンジ・ピンク・ブルー・グリーンの4種類で、珠理奈さんはオレンジ色。胸・腰・脚がひらひらする感じになっていて、後のMCで大矢さんが「ティンカーベルみたい」と例えています。
11曲目。10曲目の迫力に圧倒される中で、晴れ渡るメンバーの表情。一気に転換して、話しかけるような歌詞でかわいく歌い上げる1曲。
12曲目。メンバーの手にはメガホン。ハートの形をしたメガホン。曲の終盤には「みなさん一緒に歌ってください」と、中西さんが歌詞を先導しながら「愛の歌をうたおう 聞いて欲しいんだ 上手くはないけど 心を込めるよ」曲中での珠理奈さんと中西さんの絡みは見ていて素晴らしく楽しい。


続くMCは
・桑原さんのズボン下ろしについて。
・「狼とプライド」の衣装とドアラについて。
など。


13曲目、アンコール前の1曲はしっとりと。水色、あるいは薄い緑色のワンピースで。間奏に珠理奈さんのMC。自分たちの力の無さとかについて触れて、「〜プールの底に足のつかない私たちを、これからも見守っていてください。」


アンコールを経て14曲目。終盤に客席あおりが。曲中に何度かくる「Yeah!」って場面で一緒にできると楽しいですねって感じに、にぎやかな1曲。
15曲目。「ピノキオ軍、鼻を高くして、前進!」と矢神さんのセリフに始まる、ひときわ異彩を放っている1曲。歌詞にしても振り付けにしても、歌い方にしても面白い。


中西さんからお知らせは、11月の公演が決まったことの発表。
そして最後の曲への導入となるMCが珠理奈さんから。「3rd公演を迎えることができたのは、みなさんのおかげだと思っています。その感謝の気持ちを込めて歌わせていただきたいと思います」


16曲目。スピッツの曲でこんな感じのやつあったなぁ、と軽い感じで明るめの最後の1曲。間奏部分で、こちらも珠理奈さんがセリフ。いつもは手紙を書かない女の子が手紙を書いて、「読んでもらえますか?」


ここで2分30秒映像。2009年2月14日、チームS2ndの開始から10月25日へ、2009年のSKE48の軌跡をたどる映像。そしてラストに2009.12.25 Zepp Nagoya。「2009年、最強のクリスマスがやってくる。」だそうで、あと61日らしいです。怖いですね。怖いですね。


再びメンバーが登場して「RIVER」。冒頭が「エスケーイー」ってなるSKE48 versionでした。
終わった後はメンバーが横一列にならぶ。口に指をあてて客席に沈黙を促し、全員がマイクを外して「ありがとうございました」
場内に「制服の芽」が流れてメンバーがはけて終演、かと思えば珠理奈さんが1人で再登場。抽選で1名に珠理奈さんが書いたお手紙が当たるそうです。当選番号が36番。僕の2つ隣に座っている人が当選されていました。そしてハイタッチでのお見送りの発表があって、終演。
ちなみにアンコール以降、松井玲奈さんの出演がありませんでした。


「3rd初日、たのしくーみん、矢神久美でしたー」


終演後にはハイタッチでのお見送り。M03での制服の衣装だったと思います。珠理奈さんがラストでした。
ハイタッチがあったから、ということでなく、公演としてすごく見ていて、あるいは聞いていて気持ちいい2時間でした。この公演のために書かれた楽曲の1曲1曲の素晴らしさももちろんあるけれど、曲さえあれば誰にでもできるような公演では到底ない。このメンバーだからこそできる歌の美しさ、ダンスの美しさ、表情その他の表現力による美しさというのは感じさせられました。
2nd千秋楽から1週間、更新の途絶えがちなメンバーブログからもどんなに厳しい1週間を送っているかは伝わってきました。平松さんがブログの中で「試練」という言葉を使っていましたが、すごくうなずけるほどにレベルアップした3rd公演。一人一人が持てる時間を最大限に使って作り上げてきたんでしょう。個人個人の出来はなかなかのものでしたが、いかんせん全員が揃うことのできる時間が限られてるのは避けられないことで、全体としてみたパフォーマンスでは綻びを感じることが何回かありました。まあそのあたりについてはメンバーのみなさんが一番自覚できていると思うわけで、僕が言及するようなことじゃないと思いますが。
厳しい環境の中でこうやって萌芽を迎えた3rd公演。水にしても肥料にしても、与えすぎては逆効果になるわけで、順調な成長を願い、見守っていくばかりであります。
11月の公演スケジュールが発表になりました。1日3公演の日が見受けられて驚いています。「スタッフさんにお願いして」公演を増やしてもらったというMCがありましたが、これほどに激しい公演を1日に3回というのは心配せずにはいられません。3回公演が行われる2日、どちらも東京ビッグサイトでの握手会の翌日ということで、公演という意味だけでなくハードな日程。全員が無事に過ごしてくれることを祈っています。

*1:ちょっと違うけどたとえてみればモーニング娘。さんの『モーニングコーヒー』みたいな。っていうか10年以上前の歌なのかこれ・・・